ぎっくり腰やヘルニアなど重い症状から、なんとなく痛いという軽い症状の人までによく注目されるのが腰痛のための体操です。腰痛軽減体操や予防体操などとも呼ばれますが、上手にやれば腰痛とうまく付き合うためのプラスになります。
腰痛に効く体操の例
とりあえずどんなものなのかを見た方が早いので、早速例を見てみたいと思います。以下はクリシュナン博士による腰痛体操の例です。
①:ひざを曲げて仰向けに寝て、腹筋を締め、背中が床に平らにつくようにする。その状態で5秒止める。この運動を5回繰り返す。
②:うつぶせに寝て両腕を身体の横に置き、顔を横に向ける。おへそ周りに力が集まるのを意識しながら腹筋を締め、5秒止める。三回繰り返す。息を止めないこと。
③:うつぶせに寝た状態で片方の脚を曲げる。そのまま腿が宙に浮くように上にあげて8秒止める。両側とも5回ずつ繰り返す。
④:図のように四つん這いになり、腹筋を緩めてリラックスさせる。少し腰が地面から離れるように下腹部をゆっくり締めて10秒止める。(この時アーチ状にならないようにする。)呼吸を止めないで行う。五回繰り返す。
筋力トレーニングの必要性
上で紹介したクリシュナン博士の体操は、腹筋を中心とした筋力を鍛える体操でもあることに気づいた方もいらっしゃると思います。
実は腰痛予防体操には、筋力トレーニングも含まれるのです。それは痛みの原因を取り除くのに一役買うからなのですが、これについてはこのページに詳しく書いてあるので参照してみてください。
このように腰痛体操は以外と総合的な体操だったりするのです。
その他のメニュー
このページでは色々な腰の痛みを和らげるための体操方法・メニューを紹介しています。ざっと紹介すると以下のようなものがありますので、覗いてみてくださいね。
- 膝を抱える体操
- 腰からおしりのラインのストレッチ
- 腹筋を強くする運動
- 腰周りのストレッチ
- 背筋トレーニング
- 背筋ストレッチ
- お尻の筋肉トレーニング
- お尻の筋肉のストレッチ
- 座り仕事の人のためのストレッチ
このページが皆さんの腰の痛みを改善する一助になれば幸いです。痛みを感じている方や椎間板ヘルニアやぎっくり腰を治療中の方は必ず医師に相談してから体操をしてくださいね。また、姉妹サイトの腰痛ストレッチも参考にしてみてください。